プラセンタが不妊に効くと言われているその理由は?

美容効果で有名なプラセンタですが、近年不妊治療の一環としてもその効果が発揮されています。
今回は不妊へのプラセンタの効能や摂取方法などをご紹介します。

ずばり!プラセンタは不妊症にいいの?

gari_heart
プラセンタという名をサプリなどから聞いたことがある方は多いかもしれません。実際にプラセンタはバストアップやアンチエイジングに効果的であると言われており不妊の方に限らず女性に人気のサプリのひとつです。

プラセンタは英語で「胎盤」を意味し、そのサプリや処方箋医薬品などには胎盤から抽出された成分を含有しています。
胎盤には人間の育成に必要な組織を再生させる力があり、そのために必要な成分が豊富に含まれています。
その成分を抽出して利用しているのがプラセンタなのです。

近年は不妊治療にもプラセンタの効能が高いということで医療機関でも注目されています。
そのため不妊治療の一環としてプラセンタの成分を直接点滴や注射などで体内に摂り入れる「プラセンタ療法」が進められ、それによって多くの方が不妊治療の効果を実感しているということなのです。

なぜ不妊に良いとされているの?効果は?

168ba4d1a935f7c56e3bf02fabb96ef9_m
プラセンタには不妊の原因を解決してくれる様々な効能があります。

まずは自律神経の乱れを整えてくれる作用。
不妊に苦しむ方にとってホルモンバランスの乱れはさらに状況を悪化させるものです。しかし日々のストレスなどから自律神経が乱れると生殖ホルモンの生成が止まってしまいホルモンバランスに悪影響を与えます。
プラセンタはその乱れを整え、ホルモンバランスを正常にすることで妊娠しやすい環境を整えます。

次に基礎代謝の向上です。
生殖機能の活動を高めるには血流を改善しなだらかな血の巡りを実現することが重要になります。血流が滞ると体も冷めやすくなってしまい、不妊から抜け出せません。
プラセンタにより基礎代謝を向上させることで血の巡りを良くし、さらに血の巡りが良くなることで体も温まるので受精卵を受け入れやすい環境になるのです。

またアンチエイジング効果も実は美容だけではなく不妊治療にも効果があるといいます。
不妊は老化につれて卵子の機能が低下することで引き起こされる場合もあります。そのためアンチエイジング効果によって内部から若々しい体づくりができるのです。
ちなみにプラセンタはホルモン療法とは違うのでホルモンを増加させるわけではありません。だからこそ早めに対策をすることで今体にあるホルモンを守ることができるのです。

さらにプラセンタは胎児を受け入れる子宮内膜の増強にも効果があることも指摘されています。実際に胎児が育つ環境なので、妊娠をするだけでなく妊娠をした後にも必要なことです。

このように女性の体にとって必要不可欠の成分や効能をたっぷりと含んでいることがわかります。

病院でのプラセンタ療法

f4b397b5d74b61d20b668dab750ccdc6_m
病院で不妊治療の一環として勧められるプラセンタ療法では、主にヒトの胎盤から抽出されたプラセンタが使われます。
注射方法と点滴方法があるようですが、注射方法で受けられている方が多いようです。

注射方法ではヒトのプラセンタを皮下に直接注射で注入する方法で、サプリなどからの摂取よりさらに直接的に効果を届けるのが狙いです。
しかし体内に吸収されてすぐに効果を発揮するわけではなく、長期にわたり定期的に注入する必要があります。

目安としては週に2回以上を3ヶ月から6ヶ月は続ける必要があるようです。週に1回だと残念ながらあまり効果は期待できないことが多いようです。
さらに保険が適用にならないので、病院にもよりますが1回につき2,000円〜5,000円ほどかかる場合もあります。
そのため経済的なプランもしっかりと見越して治療を受けることが重要です。

サプリによるプラセンタ

0a997b62e25bef1eeb9f7ff89d5596a4_m
サプリで販売されているプラセンタは主に豚や馬の胎盤から抽出されたものです。プラセンタ療法より安価な上に自宅で服用するだけでいいので簡単に摂取できるのが魅力の一つです。
サプリでも比較的効果を実感しやすいとも言われています。

いっぺんに多くの量を取ろうとしても体が消化できる量は決まっているので、必ず記載の摂取量に基づいて摂取するようにしてください。

プラセンタは妊娠中にとってもよいの?

43ddc50d3799f504f65d775204ff6ee8_s
プラセンタは胎盤から抽出しているため、特にヒトの胎盤から抽出されたプラセンタの場合は感染症などを持つ恐れも考慮されています。
もちろんきちんと殺菌したものを使用されていますが、念のためプラセンタを注入している間は献血も禁止されているほどです。

とはいえ、サプリなどから摂取しているプラセンタに関しては妊娠中に摂取していたとしても大きな悪影響はないようです。
逆にプラセンタは出産を控えた女性の体力向上や回復にも効果的であるということで愛用されてる方もいるので、プラスの効果があると思います。

しかしもし意識をして摂取するのであれば、プラセンタより葉酸の方をオススメします。
葉酸は子宮内膜を強くして胎児の育つ環境を整えてくれる役割があります。葉酸が不足すると胎児の成長にも悪影響を及ぼすことがあるのでしっかりと葉酸を摂取しておくことが重要です。

プラセンタは美容効果だけではなく不妊に悩む女性にもとっておきの栄養素であることがわかりました。経済的な面や期間などでデメリットもありますが、効果は認められているので一つのオプションとして考えてみてくださいね。