妊娠初期症状

妊娠したかな……?と思ったら早めに産婦人科を受診しましょう

妊娠したかな……?と思ったら早めに産婦人科を受診しましょう

お腹に新しい命が宿ったとき、生理予定日を過ぎて一週間ほどで、妊娠初期の兆候を感じるケースがあります。これを「妊娠超初期症状」といいます。
ただし、妊娠の兆候をまったく感じないまま数ヶ月過ぎる方もいらっしゃいます。

早期に妊娠に気づいて、より健康なマタニティライフを送れるよう、福岡市中央区の「荘田レディースクリニック」が監修する当サイト「福岡産婦人科情報館」では、妊娠初期特有の症状をご紹介します。ぜひお役立てください。

妊娠初期症状チェックリスト

妊娠初期症状は、風邪の初期症状にも似ています。こんな項目に当てはまると、妊娠している可能性が高いといえます。
気になる症状があるなら、他の項目に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。

性行為の後、順調な月経がない
基礎体温が高い時期、微熱が3週間以上続いている
乳房に張りがある・乳首が敏感になり痛みを感じる
しっかり睡眠時間をとっているのに眠気が強い
風邪の初期症状のような怠さがある、やる気が出ない
月経とは違う少量の出血がある
下腹部に違和感や痛み、張り、うずく感じがある
吐き気や胃のムカつき、頭痛、めまいなどがある
唾液や鼻水の量が増えた感じがする
些細なことでイライラするようになった
食事の好みが変わった
すっぱいものを食べたくなる
匂いに敏感になる
寝汗をかく
夜中の頻尿、トイレ回数が増える
足の付け根に痛みや違和感がある
吹き出物ができる、お肌の調子が悪い
便秘や下痢などいつもと違う便通になる
おりものに変化がある

いつもの生理前とどこが違うの?

いつもの生理前とどこが違うの?

妊娠初期症状の中には、プロゲステロン(黄体ホルモン)によってもたらされるものが多くあります。しかし、プロゲステロンは普段の生理周期の中で黄体期から月経期にかけての約2週間の間、増加していますので、妊娠していても単に「生理前の症状が続いているだけ」だと判断してしまう方もいらっしゃいます。

妊娠初期症状と生理前症状の違いは、いつもよりそれら症状が重いこと、3週間以上と長期間続いていることなどがあげられます。妊娠中は体調管理に気をつけたいことがたくさんありますので、できるだけ早く気づけるといいですね。妊娠が気になるなら、市販の妊娠検査薬を使ってみましょう。月経予定日一週間以降から判定が可能となります。

妊娠中の身体の変化とスケジュール

妊娠から出産までは個人差はありますが、概ね次のような流れで母子の体調変化が起こります。
来院や検査の目安となりますので、チェックしておきましょう。

妊娠初期
週数 4~7週 8~10週 12~14週
2ヶ月 3ヶ月 4ヶ月
母体 つわりがはじまり、怠さ、熱っぽさ、眠気などを感じる トイレの回数が増える。
便秘や下痢などを起こす。
乳房に張りが出てくる
つわりがおさまりはじめる。
食欲増進。胎児の成長に合わせてお腹にふくらみが出てくる
胎児 頭と胴体の区別ができ、手足も発見できる。心臓の動きが確認できる 身体の各部の基礎ができ、手足の指も分かれてくる。
内臓はほぼ完成。3頭身に
胎盤が完成。手の指ができあがり、産毛も生えてくる。
胃や腸が発達しはじめる
来院 初診 妊婦健診(4週間に1回)
検査 --- 母子手帳発行
初期血液検査
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注意点 薬の服薬・飲酒
喫煙・副流煙に注意
流産に注意
妊娠中期
週数 16~18週 20~22週 24~26週
5ヶ月 6ヶ月 7ヶ月
母体 体重増加、色素沈着、乳腺の発達などが見られる。胎動を感じ始める 下腹部のふくらみが目立ち始める。乳汁が出たり、貧血になったりすることも 静脈瘤や便秘になりやすい。胎動をはっきりと感じるようになる
胎児 各器官が発達し、身体全体で盛んに動くようになる。眼球の動きも確認できる。爪が生え始める 脳の著しい発達。乳歯の基礎ができ、まつげが生えているのがわかる。羊水を飲んで排泄するように 顔の目鼻立ちがはっきりしてくる。皮膚は薄く、血管が透き通って見える。この頃の胎児のうち3分の1は逆子
来院 --- 助産師妊婦健診 妊婦健診(2週間に1回)
検査 エコー検査 クラミジア検査 貧血検査
50g糖負荷検査
注意点 流産に注意 早産に注意
妊娠後期
週数 28~30週 32~34週 36~39週
8ヶ月 9ヶ月 10ヶ月
母体 心臓に負担がかかり、動悸・息切れが起こりやすい。
子宮底部がみぞおちまで上がり、胃が圧迫される
動くとお腹に張りが生じやすくなり、眠りが浅くなりやすい。
おりものが増える
胎児の頭が下がってきて、頻尿や腹の張りが強くなる。
足の付け根に痛みが生じる
胎児 骨格がほぼ完成し、肺機能が成熟。聴覚も発達し、神経の働きも活発化 内臓が完成。皮膚に張りが出て、指先まで爪が生える。
指しゃぶりをする子も
赤ちゃんらしい身体になる。
皮下脂肪がつき、筋肉の発達が見られる。予定日より早く生まれても十分成長する
来院 妊婦健診
助産師妊婦健診
妊婦健診 助産師妊婦健診
妊婦健診
各2回
検査 貧血検査 --- モニター検査
GBS細菌検査
貧血検査
注意点 逆子に注意 むくみ・高血圧に注意 出産準備

妊娠初期の注意事項

妊娠中はさまざまな点で気をつけていただきたいことがあります。いちばんは、早めに産婦人科を受診して、きちんと医師の指導を受けること。もし、妊娠している可能性があるなら、次のような点に注意しましょう。

お酒とタバコ 食事・栄養
飲酒と喫煙は厳禁です。副流煙も有害ですから、喫煙者の近くへ寄るのも避けましょう。飲食店ではできるだけ禁煙席に。 お腹の赤ちゃんの発育を考えて、栄養が偏らないような食事を。不足する栄養素はサプリメントなどで補いましょう。
運動 X線・放射線
妊娠初期までは激しい運動も特に問題はありません。ただし、妊娠初期以降は、スポーツは全面的に控えましょう。 レントゲン撮影・放射線治療などは胎児に悪影響を及ぼす可能性があります。これらの必要がある場合は、妊娠している(かもしれない)旨を医師に伝えましょう。
歯の治療 妊娠中のセックス
妊娠中は免疫力の低下、唾液の質・量の低下から虫歯や歯周病になりやすい状態になります。デンタルケアを入念に。歯の治療は、妊娠する前か、妊娠中期に終わらせておきましょう。 早産の可能性があるため、基本的には妊娠中のセックスは控えましょう。身体に異常がない場合は問題ありませんが、胎児に負担がかからないようにすること、常に清潔を心がけてください。

妊娠中の食事や運動

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