妊娠初期の中絶は「薬」を使う?副作用は?ピルで中絶するの?

結論から言ってしまうと、妊娠初期だろうか中期だろうが、日本では中絶のために薬を利用することは認められていません。海外では薬での中絶はされていますが、日本は手術による人口妊娠中絶しか方法はないと考えておく必要があります。

中絶のために利用されている薬

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アメリカ等の海外では、ピル(正式にミフェブリストンと呼ばれる薬になります)を利用して中絶を可能としています。黄体ホルモンの分泌を抑制していく薬です。中絶というよりも、意図的に流産させる体内環境を作ることになり、中絶としての効果は期待されています。

しかし、このピルによる中絶は、非常に大きな問題を抱えています。その問題が副作用であり、大量出血、下痢、眩暈などが1ヶ月近く続くことがあり、ひどい場合には、この副作用に対しての手術が必要になる場合もあります。
それゆえに日本では、許可されていないことになります。

また妊娠初期の段階でも、10週以上の段階であると、効果が期待できないとされており、使うタイミングが難しいのも大きなネックとなっています。

※ちなみに、中絶のために利用されているピルはいわゆる日本で避妊目的で利用されているピルとは違います。日本で利用されているピルは「低用量ピル」と呼ばれています。海外で使われている中絶用の薬を非常に弱めた薬と考えておいて大きな間違いはありません。

海外からの輸入品を扱っているインターネット販売店には大きな注意が必要

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日本では中絶用の強いピルを利用することは許可されていないことは上記で紹介をしました。しかし、矛盾したことにこれらの薬をインターネット販売店で手に入れてしまうことができる現状となっています。

当然購入し利用をすれは、違法行為になりますが、これは2つの意味から違法行為となる点に注意が必要です。

まず違法な薬を入手している、許可されていない薬を入手している点についてです。仮にこの薬を利用して、体に大きな害が出てきても、その症状に対して誰も保障してくれないことになります。致命的な症状をもたらしてしまうリスクもあるのです。(大きな症状で病院に行くことがあれば、病院の検査で違法な薬を利用しているということは専門家にはわかります)

もう1つは、堕胎罪に当てはまる可能性があるということです。人工中絶手術が堕胎罪にならないのは、母体保護法という法律で守られているからです。これ以外の方法での中絶は堕胎罪になる可能性がとても高くなります。

このようなことから決してインターネットで中絶用のピルを購入することはしてはいけません。中絶用のピルが海外で許可されていると紹介しましたが、専門家も多くの検討をした結果、慎重にしようすることが求められています。
一般の人が利用できるものではありません。

子ども同士の性的な接触やどうしてもばれたくない人が利用する傾向がある

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中絶用のピルは子ども同士の性的な接触による妊娠や、社会的に妊娠がどうしてもばれたくないという人が利用する傾向があります。
しかし、上記で紹介したように、海外でも専門家の慎重な利用が必要とする薬であり、正確な妊娠の週数を理解しておく、生理の状況を理解しておく必要があります。

このような正確な数値、数字を知らないで「妊娠しているかも」という理由から薬を利用することは大変危険です。
ほとんどの場合、効果が期待される10週未満での利用という条件を満たすことはありません。

未成年や思春期での妊娠や、ばれたくない妊娠であっても、中絶をする時は、産婦人科や専門機関に相談をすることが必須です。

ミフェブリストンについては厚生労働省によっても注意喚起がされている

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ミフェブリストンの危険性は国が認めており、現在輸入に関しては非常に厳しい制限がかかっています。
しかし、それにもかかわらず、中絶薬としてインターネット販売が盛んにされています。
「ミフェブリストン 輸入」というキーワードで調べていくと、数多くの通販サイトを見つけることができます。同時に、厚生労働省のサイトや、独立行政法人国民生活センターでの注意喚起のサイトも見つけていけます。

インターネットによる輸入によって手に入れた薬等での健康被害に関しては通販サイトは当然責任を負ってくれません。
またそもそも、お金だけ取って音信不通になるケースも多発しています。

このようなことからも決して手を出すべきではないのです。

まとめ

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日本において薬による中絶はできないと考えておくべきです。中絶方法は母体保護法で保障されている「人工中絶手術」のみとなります。
誰にもばれたくないからと言って、安易に薬に手を出してはいけません。健康問題だけでなく違法行為に手を染めてしまうリスクもあることになります。
中絶に関しては、専門家に必ず相談をしていき、どのような事情があったとしても専門家にアドバイスをもらっておくことが大切となります。