妊娠初期の中絶手術について

現在、中絶手術をうけようか悩んでいたりして検討している方に向けに

今回中絶手術についての正しい知識、診察や費用、手術内容について

説明していきます。

中絶手術について皆さんは聞いたことあったり、知人がやったことがあって話を聞いたなんて方いらっしゃるが多いかと思います。

ですが、中絶手術は大きな選択です

ですので、慎重に選択ができるようこの記事を参考にしていただきしていただけたらと

思い、中絶手術について解説していきます。

中絶手術とは

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まず、中絶手術とは、正式には「人工妊娠中絶」といいます。

中絶手術は誰もが受けることが出来るわけでありません。

赤ちゃんの命に関わる選択なため母体保護法で規定されています。

母体保護法とは?

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母体保護法とは

不妊手術や人工妊娠中絶手術に関する法律であり、お母さんの命と健康について保護する

事を目的に決められている法律であり、この法律のなかで中絶手術の対象になる方についてこう規定されています。

1 妊娠の継続または分娩が、身体的・経済的理由により母体の健康が著しく害する

おそれがあるもの

2 暴行もしくは脅迫によって、または抵抗もしくは拒絶することが出来ない間に姦淫

されて妊娠したもの

とされています。

中絶できる時期っていつまで?

そして、中絶手術を受けられる時期について規定されており、

妊娠22週未満であることと規定されています。(妊娠21週6日)

この期間を過ぎてからの中絶手術は、いかなる理由があっても認められていません。

なので、この妊娠22週というのが、中絶手術を受けるうえで大切になってきます。

なぜ22週未満なの?

なぜ22週未満なのか?というと、この時期ぐらいの赤ちゃんには骨格などが

出来上がり、胎児が母体から出ても生きていられるとみなされ、一個人として

扱われるからです。

なので、この時期は何度も言いますが、例外を除いて手術を受けられないので

しっかりと覚えておいてください。

中絶手術の方法や費用

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中絶手術の内容は、妊娠初期、妊娠中期といった時期によって手術方法や費用

体への影響が変わってきます。

妊娠初期の中絶手術について

一体いつからが妊娠初期でいつからが中期なのと思う方も多いと思います。

一般的には妊娠11週以前は妊娠初期とされ12週以降は、妊娠中期とされています。

また、中絶手術においては、妊娠初期の場合「初期中絶手術」と呼ばれています。

初期人工中絶は、比較的に体への負担は少ないとされ、母体への影響が少ない手術が選択されることが多いです。

妊娠中期の中絶手術について

中期の場合は「中期中絶手術」と呼ばれ、体への影響は大きくなりやすいとされています。

なので、中絶手術は人によってタイミングなどに違いがありますが、比較的に妊娠初期で中絶手術を決める方が多いようです。

妊娠中絶を希望する方については、まず産婦人科で正常な妊娠であるかどうかを診断後に中絶の同意書や手術についてなどの説明を受けます。同意書は本人とパートナーまたは配偶者の同意を書面に署名し産婦人へ提出します。

(パートナーがわからない場合、無くなっている場合には、本人のみの同意で手術が受けられます。)

その同意が完了後、手術前の血液検査や心電図などの検査を実施し、身体に異常がないかを調べて手術日の調整と決定を行います。

ここまで人工中絶とはなにか?や母体保護法の規定での注意事項

妊娠初期についてなど手術前に必要となる事項を記載していきました。

ここからは、妊娠初期の中絶手術の記事を記載していきます。

中絶手術の基本的な流れ

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まず、手術前12時間は絶飲食となります。(水や食べ物などを禁止)

詳しくは病院でちゃんと説明してくれますので、安心してください。

手術は最初に子宮口に細い棒をいれて子宮口を広げます。

その後、麻酔をかけてから手術に移ります。

妊娠初期の中絶手術について

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妊娠初期の中絶手術の手術内容は以下の二つとなっています。

掻爬法について

特別な器具を使って子宮口を開き、そこへピンセットのようなセッシといった器具かキュレットという細いスプーンのような器具を使い子宮内の内容物を掻き出す術式を掻爬法(そうはほう)といいます。

吸引法について

または、子宮口を開くまでは一緒で、その後掃除機のような器具を使い、内容物を吸い出す吸引法(きゅういんほう)が使われます。

妊娠中絶手術の痛みはあるの?と思う方もいらっしゃると思う方のために

ここからは痛みについてお話しさせていただきます。

妊娠初期の中絶手術の痛みは?

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妊娠初期の初期中絶手術は実際心配するほどの痛みはなく、術中は麻酔も

効いているので痛みはほとんどありません。

手術後は麻酔がきれた後に一時的に子宮から出血が続きその際、痛みや下腹部の違和感

が続きます。この日数としては約1週間です。

ですが、術後に痛みが落ち着いている際は日帰りで帰宅できます。

私も中絶手術を経験していますが、痛みもあることはありますが自分の足で歩いて帰宅できました。

自宅へ帰宅した際は、手術日当日は基本的には入浴は禁止となります。

また、術後数日は抗生物質の内服し、術後の感染を防ぐようにいます。

なので、痛くないからといって薬を勝手に中止しないようにしてください。

ここまで手術について説明いたしましたが、ここからは費用について

説明していきます。

中絶手術の費用について

妊娠初期の場合は、だいたいは日帰りで帰ることが出来るので妊娠中期とは

違って比較的に安くできます。

初期の場合は手術前の診察や検査で約1万円~3万円ぐらい必要となります。

手術については、約7万円~15万円必要となります。

ここまでの費用はあくまでも目安であり、病院や入院が必要となった際は

別途費用がかかります。

参考までに私の場合にかかった金額は診察などにかかった金額は約1万5000円

手術は13万円かかりました。

また、一般的には病院を受診する際、保険適用でき3割負担で治療を受けられますが、

中絶手術の場合は自由診療となり、自費対応ですので全額負担ですので注意が必要です。

さいごに

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ここまで妊娠中絶の一般的な知識や手術や痛み、費用などについて説明していきました。

人にはいろいろな事情がある中で、中絶手術に臨む方のためにこの記事が中絶手術前の不安や手術に対しての不安を和らげることにつながることが出来たら幸いです。

また、中絶手術は今後の今読んでいただいている方々の人生だけでなく今この記事を

読んでいるという事は、おなかの中に赤ちゃんがいることが多いと思います。

また、この記事を読んでいる方々は中絶手術を考えている人が多いと思います。

なので、決して後悔のない選択をしてほしいと思い記事を書きました。

あなた方の人生だけでなく、これからの産まれてくる赤ちゃんの人生もあることを

よく理解して今後「あの時は…」なんてことをしないようにしてください。

そのための手助けができたらとてもうれしく思います。