中絶手術にかかる時間は?

中絶手術というのは誰かに相談するのも気が引けてしまうものです。このため望まぬ妊娠をした場合にどのように対処したりどのように手術の計画を立てればいいのか困ってしまう方が大半です。

中絶手術には2種類ある

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中絶手術の術式は一般的に2種類に分類されています。これは妊娠週数によって厳密に決められているのですが、実際には胎児の状態や成長状態などから術式を決定されることが大半です。

●初期中絶
●中期中絶

初期中絶は妊娠中絶のなかでも非常に一般的な手術法で、妊娠週数がまだ12週未満の時に行われる手術法です。日帰りで手術が完了するので、入院の必要がなく、母体への負担もあまり大きくない治療法です。妊娠中期中絶ではある程度入院期間が必要になることがあります。中期中絶のように体の負担が大きくなる中絶には術前の処置や術後の管理に注意を要するので、必ず体の状態を確認しながら治療を進めていきます。

手術の方法で前処置の時間が変化する

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中絶手術を行う前には一般的に前処置と呼ばれる術前の処置を行います。この前処置の内容が中絶手術の種類によって異なっているので、実は手術全体にかかる時間というのは一概にいうことができません。

初期中絶手術の場合

妊娠初期中絶を行う場合には手術の前日くらいに前処置を行うことが一般的です。術前に子宮の入口部分に細い綿棒のような医療器具を入れ、子宮をゆっくりと広げていきます。これにより子宮が無理なく入口を広げることができるので、非常に重要な処置になります。

中期中絶手術の場合

中期手術の場合には前処置の内容が異なってきます。妊娠中期中絶手術を行うには事前に診察を受ける必要があり、まずは中絶手術を受けられる状態かどうかを把握します。この後に子宮の入口を広げる前処置を行います。中期中絶では、子宮をより広く拡張する必要があるので、前処置に時間がかかります。子宮の入口を広げるために手術の前日から入院し、手術に備える必要があります。

手術の前段階の処置の時間も初期中絶と中期中絶とで大きく異なっています。手術を検討する場合には日程の調整などに注意が必要です。

中絶手術の時間は手術の術式によって異なる

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中絶手術自体の時間も手術の種類で変わってきます。これは主に術式による違いや胎児の状態によって大きく変わるので、あらかじめ医師に手術時間を確認する必要があります。

初期中絶の場合

妊娠初期中絶の場合には手術の時間は非常に短く、数十分程度で手術が完了します。前処置によって広がった子宮の入口を徐々に広げ、そのまま子宮の内部の胎児や胎嚢を摘出するので、手術自体は非常に短期間で終了します。

中期中絶の場合

中期手術の場合は手術というよりもやや出産に近い形になるので、母体の体調により左右されてきます。薬によって陣痛を誘発し、子宮を収縮させることで胎児を娩出する方法をとることが一般的で、この場合には子宮収縮の程度によって手術時間の長短が決まってきます。短い場合では手術開始から1時間程度で娩出が完了することもあるのですが、長い場合には数時間に及ぶこともあります。母体に無理がない方法を選択しながら治療を行うので、時間を一概に決めることはできませんが基本的には妊娠週数が短いほど手術の時間が短くなる傾向にあります。

妊娠中絶手術は非常に多くの女性にとって精神的にも肉体的にも辛いものです。手術時間が長引いてしまうと麻酔の量や出血量にも影響を与えてくるので、注意しなくてはなりません。

中絶方法によって術後の回復時間も変わってくる。

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中絶後には回復時間を設けます。初期中絶のように麻酔を用いた中絶手術では麻酔から冷ますために数時間程度病院で横になって休むことがあります。これは麻酔から覚める間に起こる有害な反射などを除外するために重要なことで、いくら体調に問題が無いと思ってもある程度の期間は病院で過ごさなくてはなら無いのです。

妊娠中期中絶の場合にも術後の回復が必要になります。中期中絶では母体にとって非常に負担が大きく、術後の子宮の状態や全身の状態を考えながら治療を行う必要があるので、短時間で治療を完結することはできません。麻酔を行わ無い手術ですので、母体の体力の消耗も激しく、多くの場合は一泊程度入院してから治療を終えることが一般的です。術後の回復時間を含めてゆっくりと時間をとることができるように心がけることが大切です。

トータルの時間

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中絶手術は術式によりトータルの治療期間が変わってきます。初期中絶のように前処置で30分 手術で30分という短時間で完了するものから、中期中絶のように手術の前後に入院を要するものまで様々です。母体にとって無理の無い治療を続けることが非常に重要ですので、あまり無理をせず、医師との相談の上で治療を続けるようにすることが大切です。手術に合わせたスケジューリングなど、治療に必要な時間を確保できるように心がけることが大切です。