女性の体について
女性ホルモンの働き
ギリシャ語で「呼び覚ますもの」「刺激するもの」といった意味を表す「ホルモン」。 中でも「女性ホルモン」は女性の一生に深い関わりを持っています。 これは卵巣から分泌され、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類があり、分泌量は生理の周期や女性の一生を通じ大きく変化します。 |
![]() |
女性ホルモンの働きで良く知られているのは、「女性の体つき」と「生理、妊娠、出産」に関わる働きです。また、肌と髪のツヤやうるおいを保つなど、「美しさ」をサポートする働きもあります。
その他には、あまり知られていませんが、自律神経の安定、記憶力をアップさせる、やる気を起こさせるなど、「心の健康を保つ」働きや、「病気を防ぐ」働きもあります。
女性ホルモンは、ストレスに弱く影響を受けやすいのが特徴です。
女性ホルモンがくずれると生理不順、生理痛、肌荒れなどが起きやすくなります。このような事を防ぐ為にも不規則な生活や無理なダイエットでストレスをため込まないようにしましょう。
基礎体温で体のリズムを知りましょう
生理の周期や妊娠しやすい時期など、女性の体のリズムを知る為にも、基礎体温は付けておきたいものです。朝目覚めた時の微妙な体温の変化を毎日記録するものですから、正しい測り方を知っておきましょう。
基礎体温の正しい測り方
1、婦人体温計を枕もとに置いて寝る。 2、目覚めてすぐ横になったまま測る |
3、舌下で正しく測る
測定は熱伝導の良い口中で測りましょう。婦人体温計の測温部を舌下奥にいれ正しく測りましょう。
生理でわかる体のトラブル
女性は一生のうちでおよそ40年という長い間を毎月生理とともに過ごします。
女性が妊娠するうえで欠かせないものですから、もし生理に何らかのトラブルがあれば、女性の体の異変を知らせる重要なサインになります。大事なサインを見逃さないように学んでおきましょう。
つらい生理痛
一般的な原因
- 経血の通り道が細い
- 経血を押し出す力が強すぎる
- 冷えやストレスなど
考えられる病気・症状
- 子宮内膜症
- 子宮筋腫
- 性感染症(STD)などによる炎症
- 卵巣嚢腫
生理痛は出産時の陣痛に似た痛みを覚えることもあります。
毎月の生理を体験することで、来たるべき陣痛の予行演習をしているともいえます。
しかし、生理のたびに寝込んでしまうほどの痛みがある場合は「月経困難症」と呼ばれ、治療の対象になります。むやみに我慢せず、産婦人科に相談しましょう。
経血が多い・少ない
普通の経血
- 1回の生理の総量が平均50g(※15gから130gが正常の範囲で、多い日での2時間おきにナプキンを交換すれば大丈夫な程度が目安)
考えられる病気・症状(量が多い)
|
考えられる病気・症状(量が少ない)
|
経血の量には個人差がありますが、量が極端に多い事を「過多月経」、少ない事を「過少月経」といい、いずれも様々な不調のサインとなります。
生理の日数が長い・短い
普通の生理の日数
- 3〜7日が正常範囲
- 1日目は黒ないし茶色っぽい血液
2〜3日目は鮮血色で量が増える
4〜5日目に減り、その後黒っぽくなり止血するというパターン
一般的な原因
- ストレス
- ステロイド剤やピルの服用
- 年齢的なもの
- 卵巣嚢腫
考えられる病気・症状(量が多い)
|
考えられる病気・症状(量が少ない)
|
生理不順・生理がこない
普通の生理の周期
- 25〜38日(生理が始まった日から次の生理の始まる前日まで)
- 7日以内の変動
一般的な原因
- 初潮からの数年間
- 閉経前の数年間
- ストレスやダイエット
考えられる病気・症状
|
|
生理の始まった日から次の生理の始まる前日までが一つの周期です。
25日から38日ぐらいが正常の周期ですが、7日以内のずれなら心配いりません。それ以上に周期が不規則だったり、24日以内(頻発月経)や39日以上(稀発月経)の場合は注意が必要です。
生理のときのつらい症状
|
|
一般的な原因
- 生理の時に分泌されるプロスタグランディンには、全身の血管を収縮させる働きもあります。
そのために血流が悪くなり腰痛や肩こり、頭痛などが起きやすくなります。
また、血液循環が悪くなり手足がしびれたり、むくんだりします。さらに胃腸のぜん動運動を強く促すため、吐き気や胃の痛み、腹痛や下痢なども起こしやすくします。
考えられる病気・症状
- 子宮内膜症
- 子宮筋腫




